退職後の医療保険
最適な医療保険は
最もいい医療保険選択プランとは何でしょうか。退職時の給料額、年齢、健康状態、家族構成などをトータルに勘案して決める必要があります。ここでは、保険料と健康状態の視点から、医療保険についてみていきましょう。
◆保険料から見た医療保険選択
まず、定年退職した後の収入額を考えてみて、被扶養者になる条件に当てはまるならば、家族の扶養に入りましょう。なぜなら、今後、収入が増加したり家族が会社を退職することが無い限り、保険料はかからないからです。
ただし、年金額が180万円をオーバーしたり、自分を養ってくれる家族が見当たらない場合は、こういった選択肢はとれません。この場合、一番保険料が安くなる可能性が高いのが、退職後に任意継続被保険者制度を選ぶ方法です。
定年退職後に国民健康保険を選択すると、一般的に退職時の給料は高額である場合が多いので、退職後1年間は保険料が割高になってしまいます。任意継続被保険者制度の保険料の限度額は、それよりも安いので、こちらを選択したほうがいいと思われます。
ただ、各地方自治体によって算出方法が違うので、あらかじめ電話で確認しておくことが大切です。
◆健康状態から見た医療保険選択
医療保険に加入するということは、病気やケガをした場合に給付を受けられることを意味します。
病気やケガをした場合、病院や薬局の窓口で何割かの現金を支払うことになりますが、その負担する現金(一部負担金)の割合は各医療保険制度によって違いがあります。ですから、病気がちな人は一部負担金が少ない医療保険制度を選択したほうが出費の面からも得であるといえます。
一部負担金が2割負担と最も低いのは、任意継続被保険者制度か国民健康保険の退職者医療制度を選択した場合です。一般の国民健康保険や家族の被扶養者となる場合では3割負担となって、その差は1割にもなります。
したがって、健康状態に不安がある人は任意継続被保険者制度、老齢年金受給権が発生している人は国民健康保険の退職者医療制度を選んだほうがいいでしょう。